埼玉県さいたま市浦和区仲町4-11-12
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診療日の祝日 9~12時
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犬の被毛の種類
犬は犬種により様々な役割を持っており、自然と被毛もその役割を果たすのに適したものとなっています。例えば、プードルは巻き毛の被毛ですが、もともとは水辺の猟(鴨猟など)に用いられていた犬種であり、浮力を得やすいので泳ぎやすく、また水滴を容易に払えるという特色を持つ巻き毛の被毛を持っていることは非常に合理的であると言えます。
被毛の分類の仕方にはいくつかの方法がありますが、以下の6タイプに分けて説明します。また、グルーミングという言葉を用いていますが、似た言葉にトリミングがあります。グルーミング(grooming)とは毛繕いという意味もあり、犬のお手入れ全般を指す言葉で、トリミングはカットのことを指す言葉です。
➢ スムースコート(Smooth coat)
このタイプはグレイハウンド、ポインターそしてブルドックに代表され、被毛のお手入れが簡単です。被毛が非常に短く、皮膚に対して平らに生えているのでおり非常に滑らかですが、手触り感がなく輝きもありません。被毛に生え変わりはありますが、グルーミングはほとんど必要ありません。
➢ カーリー(巻き毛)/ウーリー(羊毛状)コート(Curly/Wooly coat)
このタイプはビションフリーゼやプードルに代表され、別名プードルコートとも呼ばれます。このタイプの被毛は、非常に厚みがありカールしており、その上ボリュームが多いので、日常的な手入れがたくさん必要です。被毛を維持するのが最も難しいタイプの被毛の一つであり、グルーミングが毎日できることが理想です。被毛は一年を通して持続的に成長し、成長も早いので、簡単に毛玉になりやすいです。
➢ ロングコート(Long coat)
このタイプはオールドイングリッシュシープドック、シーズー、マルチーズそしてアフガンハウンドに代表され、たくさんの被毛のメンテナンスを必要とします。毎日でなくとも週に3回はブラッシングをしてあげる必要があります。ロングコートの触り心地は様々で、ゴワゴワしたもの(オールドイングリッシュ)からシルクのような滑らかさのもの(アフガン)まであります。
➢ ショートコート(Short coat)
このタイプはパグ、ラブラドールレトリバーそしてビーグルに代表され、被毛がとても密集しているのが特徴です。この密集している被毛は雨、風そして雪などの自然から犬を守るためにデザインされていると考えられています。ショートコートは、具体的には1~3cmの長さを指し、スムースコートとの違いは手触り感があることで、被毛の中に指を入れることができる点で異なります。このタイプの被毛は少しグルーミングが必要ですが、水分と香りを保ち易い性質があるのでやや乾きにくく、時には少し匂いがすることもあります。
➢ ワイヤーコート(Wire coat)
このタイプはウエスティー、テリア犬そしてシュナウザーに代表され、プロのグルーマーもしくはこの被毛の取り扱いを習得している人による、特別なグルーミングを必要とする特殊な被毛です。
この被毛を守る適切な方法は、ハンドストリッピング※と呼ばれる方法で、ワイヤーコートの色の濃さとごわごわした触り心地を維持します。これは、子犬の頃からやる必要があります。何故ならば、一度バリカンで毛を刈るとハンドストリッピングによって触り心地を元に戻すのが、無理でないにしてもとても難く、犬にとって痛みを伴うことになるかもしれないからです。ハンドストリッピングは誰かに教えてもらわなければならず、また最初は覚えるのがなかなか難しいでしょう。ハンドストリッピングは非常に労働コストがかかるので、トリミングショップの中にはこのサービスを提供しない店もあります。
ただ、実際には一部のドッグショーに出す犬を除いては、通常の毛刈りが行われることがほとんどです。
※ハンドストリッピング:ハサミやバリカンによる毛刈りではなく、被毛を引き抜く方法のことです。ワイヤーコートは非常に簡単に抜けるため、犬が痛い思いをすることはないとされています。
なぜ通常の毛刈りではダメなのでしょうか?まず、ワイヤーコートの毛の先端にハードワイヤーポイント(Hard Wire Point)というのがあり、この部分がワイヤーコートの特徴を作るのに重要な働きをしています。そのため毛刈りにより、この部分を取り除いてしまうと、残った部分から柔らかい毛が成長することになります。さらに、毛には1回のヘアサイクルに必要な色素量しか用意されていないため、毛の色が淡くなってしまいます。
ハンドストリッピングが行われると、毛が全部取り除かれるので、ヘアサイクルを最初からスタートさせることができ、ワイヤーコートの触り心地と色の濃さを保つことができるのです。
➢ コンビネーションコート(Combination coat)
このタイプは、コッカースパニエルやゴールデンレトリバーが代表で、長い被毛のエリアと短い被毛のエリアがあります。この二種類の被毛の場所は、はっきりと分かれていて区別は容易で、一般に体は短い被毛で耳、脚、尻尾は長い被毛です。通常、長い被毛の場所を重点的にグルーミングを実施し、短いエリアのメンテナンスの必要性は少な目です。
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